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死者数9000人超える 四川大地震08.05.13)

현대천사 2008. 5. 13. 20:04

死者数9000人超える 四川大地震

2008年05月13日11時39分

 【北京=琴寄辰男】中国中西部の四川省で12日起きた大地震は被害が拡大し、死者の数が9千人を超えた。新華社通信によると、13日午前7時(日本時間同8時)までに四川、甘粛、陝西、雲南、山西、貴州、湖北の7省と重慶市で計9219人の死者が確認され、倒壊した家屋は50万棟余りに達した。多くの被災者が崩れた建物などの下敷きになっており、死傷者はさらに増えるとみられる。

 

地震で全壊し火災が続く旅館=13日午前7時すぎ、四川省都江堰、樫山晃生撮影

 

倒壊した学校から救出された少女=AP

 

四川省都江堰で12日夜、倒壊した病院に閉じこめられた人に向かって拡声機で話しかける温家宝首相=ロイター

 

  

 中国民政省のまとめでは、四川省で8993人、甘粛省で132人、陝西省で85人、重慶市で8人、雲南省で1人の死亡が確認された。24万人が犠牲になった1976年の河北省・唐山地震以来、中国では最悪の地震災害となった。中国共産党は12日夜に政治局常務委員会を開き、胡錦濤(フー・チンタオ)総書記(国家主席)は、地震の救援活動を最優先とするよう指示した。中国政府は被災地支援のため2億元(約30億円)の緊急支出を決めた。

 ただ、交通網が寸断され、救援活動は難航している。震源となった四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川県(ブンはさんずいに文)では、少なくとも57人が死亡したが、住民ら約6万人と連絡が取れていない。同自治州には2千人余りの旅行客が滞在していたとみられ、ブン川県では英国人約15人のグループと連絡が取れなくなっている。

 四川省では体に感じない揺れも含めて13日朝までに1000回以上の余震が観測された。

 中国メディアによると、四川省では少なくとも10余りの学校、二つの化学工場、一つの病院が倒壊した。新華社通信によると、同省徳陽市の綿竹では、1500人が犠牲になり、さらに1万人が生き埋めになっていると地元当局が認めた。綿竹・漢旺鎮の蒸気タービン工場では、工場に付設された中学校の校舎が倒壊し、生徒ら少なくとも200人が生き埋めのままだ。また徳陽市の什ホウ(ホウは方におおざと)で生徒81人を含む600人が死亡。地元当局は生徒920人を含む約2300人が生き埋めになっているとみている。

 同省綿陽市では死者が7395人に達した。市内の北川チャン族自治県では建物の8割が倒壊。同市安県でも約500人が死亡し、家屋の85%が倒壊した。

 また、甘粛省隴南市では、40両編成の貨物列車が地震の影響で脱線し、ガソリンを積んでいた13両から出火。900人余りが避難した。