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邦人誘拐:残る3人の解放見通し立たず パラグアイ

현대천사 2007. 4. 11. 11:12
邦人誘拐:残る3人の解放見通し立たず パラグアイ

 【アスンシオン庭田学】パラグアイので発生した日本人ら4人の誘拐事件は10日、山口佐和子さん(37)が解放されたものの、残る3人の解放の見通しは立っていない。犯人側は当局に捜査中止の圧力をかけるなど、人質を盾に身代金交渉を優位に進めようとしているとみられる。

 山口さんは、世界基督教統一神霊協会(統一教会)関連会社社長で誘拐された太田洪量さん(62)の秘書を務める。パラグアイ国家警察によると、10日午前5時半(日本時間同日午後6時半)ごろ、首都アスンシオン市内で解放された。夫や統一教会関係者と一緒にいるとみられるが、所在は明らかにされてない。

 在アスンシオン日本大使館によると、山口さんに身体的な危害は加えられていないが、精神的ショックを受けているという。捜査当局はまだ山口さんと面会していない。

 一方、地元放送局は同日、日本人2人とともに誘拐されたパラグアイ人の女性小学校教師ナンシー・ヒメネスさん(31)の手紙を公開した。手紙は9日付で捜査当局に対し、人質の生命を守るために捜査を中止するよう求めており、犯人に書かされたとみられる。

 地元の報道などによると、捜査当局は9日、誘拐事件に関係したとしてパラグアイ人の男2人と女1人を逮捕、10日午後起訴した。アスンシオンの裁判所で同日、予備審問が開かれる予定だったが、裁判所庁舎を爆破するとの脅迫があり、審問は延期された。脅迫が誘拐事件と関連しているかどうかは不明だ。

毎日新聞 2007年4月11日 10時25分