暮らしにもっと宇宙技術　「宇宙ブランド」認定へ

2008年04月30日18時59分

　ブランド力で暮らしにもっと宇宙技術を――。宇宙航空研究開発機構は３０日、日本の宇宙技術を生かしてつくられた一般商品に独自のロゴマークを与える制度を始めた。

宇宙技術を使った浄水器＝３０日、東京・丸の内、小林裕幸撮影

　ブランド名は「ＪＡＸＡ　ＣＯＳＭＯＤＥ　ＰＲＯＪＥＣＴ」。国際宇宙ステーションで水を再生利用しようと開発された高性能浄水器や、Ｈ２Ａロケットの断熱技術を応用した住宅用の断熱塗料などが、すでにロゴ取得に名乗りを上げている。今年度は１０～２０件が選ばれる見通しだ。

　企業はロゴ使用料として商品の売り上げの０．１％を宇宙機構に払う。年間使用料は巨額の宇宙開発費と比べれば微々たるものだが、「宇宙ブランド製品の普及を通じて、宇宙研究の重要性をアピールしたい」と宇宙機構。（山本智之）

(일본어번역)暮らしにもっと宇宙技術 「宇宙ブランド」認定へ(08.05.01)